日替わり弁当の宅配サービスを提供する玉子屋は、『玉乃屋』のブランドで、葬儀や法要の食事も提供しています。
その玉子屋が、日本テレビの情報番組『スッキリ!!』(2017年5月15日放送)で紹介されました。
玉子屋の主力商品は450円の宅配のお弁当です。毎日メニューは変わり、おかずは平均で7種類入ってこの値段です。玉子屋は1日6万食を売り上げることで、年商90億円を達成しています。
その秘密は、スタッフの手によって作り上げられた洗練されたシステムと、お客様の声にこたえて味と品質を向上し続ける玉子屋の姿勢にあります。
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分業体制で1秒間に2個のお弁当作りを実現
玉子屋の朝は早く、4時から約50人のスタッフで調理を始めます。7時半になると、約270人のスタッフが弁当におかずを詰める担当部署につきます。
お弁当のラインでは、量にばらつきがでないよう、おかずごとに詰めるスタッフを分担。分業制にしたことで作業効率をアップしています。
この分業制を確立したことで、人の手によって1秒間に2個のハイペースでお弁当を詰めることができる、洗練されたシステムが完成しました。
配送スタッフがお客様のニーズを拾い上げる
お弁当を詰める容器は、すべて再利用できるプラスチック製です。敢えて使い捨ての容器にしていないのにはワケがあります。
お弁当を配達した社員は、午後になると配達先を訪れて、空き箱の回収とともに弁当の感想を聞き出し、食べ残しもチェックします。
こうして直接、間接の方法でお客様のニーズを探り、お弁当の味や品質に反映しています。
無駄を省き、お弁当の原価率50%以上を実現
1日6万食の注目をさばくために、独自のオペレーションで対応しているのも、玉子屋の特長です。
お弁当を配送する車は、注文数が確定する前に出発します。注文が確定した後では、配達先に間に合わないからです。あらかじめ当日の注文数を予測して出発し、不足した数分は、すぐに製造され、配達される仕組みです。
『スッキリ!!』でもその様子が紹介されました。取材当日は、お弁当の注文数が63557個。一方、製造数は62500個で、1057個不足しました。その不足した分のお弁当は、スムーズに追加で詰められ、運ばれていきました。
こうした仕組みを構築したことで、お弁当の廃棄率は0.1%という、驚異的な数字を挙げています。
無駄を極限まで省いているため、お弁当の原価率は50%を超えています。こうした数字にも、料理の味や品質へのこだわりが伺えます。