火葬・収骨の流れ
ご遺体を火葬し、焼骨を骨壷へ納めるまでの流れをご説明します。
ご遺体を火葬し、焼骨を骨壷へ納めるまでの流れをご説明します。
火葬から収骨までの流れ
- 1僧侶の読経
- 2火葬炉へ(荼毘)
- 3控え室で待機
- 4喪主から順に骨上げ(収骨)
- 5遺骨を持参して帰宅
必要書類・手続き
- 火葬許可証を火葬場へ渡す(葬儀社が代行します)
- 埋葬許可証を火葬場からもらう(納骨時に必要な書類のため、管理は厳重に)
- 分骨して複数のお墓に納骨する場合は、その数だけ火葬場から分骨証明書を発行してもらいます
ワンポイント
分骨する場合は、葬儀社にその旨を事前に伝えておけば、分骨用の骨壷を別に用意してくれます。分骨した骨壷を別の場所に納骨する場合、火葬場より分骨証明書を発行してもらう必要があります。
葬儀の基礎情報
関東と関西で違う! 骨上げ(収骨)とは?
欧米の火葬が遺骨の原型が残らない「骨灰」にするのに対して、「骨上げ」(「収骨(しゅうこつ)」「収骨(しゅうこつ)」とも呼ばれます)は日本独自の慣習です。
関東の収骨は、お骨を全て骨壺に収める全部収骨です。関西の収骨は、お骨の一部を骨壺に収める部分収骨です。そのため、関東の骨壺は関西に比べて大きい傾向にあります。関東の骨壺は一般的に7寸(2号とも呼ぶ)を使用します。
関西では本骨と胴骨の2つに分けて収骨します。本骨は地域によって異なり、喉仏のみ、喉仏と頭の骨の一部、喉仏と手足の指の関節などを指す場合があります。本骨以外を胴骨と呼びます。
寺院の本山が多い京都や奈良に近い大阪では、菩提寺の本山に本骨を納め、自分たちのお墓に胴骨を納めるという風習があります。現在では、本骨のみを2寸の骨壷に納める方が多いようです。胴骨を納める場合は、5寸の骨壷を使用します。
最近では生前に自分の希望する骨壷を用意する方もいます。ただし、一部の民間火葬場では指定の骨壷でしか受付けてもらえないこともあります。
後飾り|自宅でのお骨の安置の仕方
火葬後にお骨を自宅に持ち帰り安置する場合は「後飾り壇」にお骨を安置します。
(地域によって風習などが異なる場合があります。)
後飾り段のどの段に何をお供えするかは厳密な決まりはありませんが、一般的には最上段にご遺骨・遺影・白木位牌を飾ります。
それ以外の段にお参り道具(香炉・ロウソク・リン・線香)やお供え物を飾ります。
お供え物は生花・ご飯・お水・お茶や、生前故人が好きだった食べ物をお供えしてもよいでしょう。
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