年末年始に葬儀をしたいけど火葬場は空いてるか

年末年始の葬儀だからといって、お通夜・葬儀の内容に違いがあったり、葬儀費用が高くなったりすることはありません。

年末年始でも葬儀は通常どおり行える

年末年始の葬儀だからといって、お通夜・葬儀の内容に違いがあったり、葬儀費用が高くなったりすることはありません。

「火葬場が開いているかどうか」で葬儀の日程が決まるということを考慮しながら、葬儀の準備を進めることになります。

年内に葬儀を終えるには

どうしても年内に葬儀を終えたい旨を葬儀社に伝え、年内に利用できる火葬場、斎場・葬儀を予約することになります。

但し、年末年始は火葬場が混み合うので、場合によってはエリア外の火葬場を利用したり、費用の高い施設を使わざる得ないこともあります。

今年の年末、首都圏の主要な火葬場は12月31日まで営業する火葬場も多いですが、31日は友引のため休場の場合や利用は市民に限るなど、制限のかかる施設も多いようです。

さらに、火葬は亡くなってから24時間経過しないと行えないので、12月30日に逝去された場合は、年内に葬儀を終えることは難しくなります。

年始の葬儀はいつからできる?

、「松の内(元旦から7日、あるいは15日までの、正月の松飾りを飾っておく期間)に葬儀をするのははばかられる」「そもそも、松の内に葬儀をして良いのだろうか?」と考える人も多いようです。

松の内に葬儀をしてはいけないという決まりはありませんが、世間の祝賀ムードに水を差さないように、家族葬や一日葬でひっそりお別れを済ませて、松の内が明けてから親戚や親しい方を招いて、改めてお別れ会を行うこともあります。

こうした場合、葬儀を終えたことを親族や友人、生前にお世話になった仕事関係や近所の方などに通知しておくことをお勧めします。

正月早々の訃報は気が引けるという気持ちもわかりますが、「生前のご厚誼に感謝します」という想いを込めて、礼節を尽くすつもりでお知らせしましょう。

年末年始の葬儀で気をつけるポイント

年末年始に身内が逝去された際に、家族が行うべき手続きや手配について紹介します。

菩提寺への連絡

菩提寺とのお付合いがある方は、葬儀の日程を決める前に、住職の都合を確認する必要があります。菩提寺の住職がいらっしゃれない場合、葬儀を進めることはできません。

年末年始はお寺も多忙ですから、早めに予定を確認しておきましょう。

役所の手続き

年末年始も、夜間・休日窓口で死亡届を受け付けています。

金融機関の手続き

年末年始は金融機関の窓口もお休みになります(令和3-4年の年末年始の休業日は、12月30日~1月3日、1月4日から営業開始と予想されます)。

金融機関のATMについては基本的に年中無休で稼働しています。

葬儀費用は後払いがほとんどですが、病院の支払いやお布施など、葬儀を行う際はさまざまな出費が予想されるため、ある程度の現金は前もって手元に置いておくと良いでしょう。

安置の日数が長くなることも

逝去から葬儀までの間、故人の体を守るために通常はドライアイスを利用します。

但し、ドライアイスによって故人の体を守ることができるのは冬でも数日間です。

年明けの火葬場は混み合っていて予約が取りにくいことがあるため、さらに数日待つ可能性もあります。「エンバーミング」(遺体を衛生的に保存するための処置方法)なども視野に入れて、故人の体の安置方法について、葬儀社と相談するといいでしょう。

親戚への配慮

年末年始の慌ただしい時期に、親戚や故人と親しかった方を葬儀にお招きするのは気が引けるものです。

正月(元旦~7日)の葬儀を避けたい場合は、家族だけで密葬を行ない、8日以降に改めて葬儀や偲ぶ会を行うこともあります。

また、多くの火葬場は「友引」を休業日にしているので、日程に影響することがあります。斎場・葬儀場や火葬場の予定についても、葬儀社に確認してもらいましょう。

まとめ|年末年始でも葬儀は通常どおり行えます。まずは葬儀社に連絡して火葬場の予約状況などを確認することが大切

年末年始の葬儀について、ご理解いただけたでしょうか。

年末年始でも、葬儀は滞りなく行うことができる。
葬儀社は24時間365日連絡が取れるので、いつでも相談や依頼ができる。
火葬場は通常どおり営業しているが年末年始は混み合うので、葬儀社に連絡して火葬場の予約状況を確認することが大切。
葬儀の日程は火葬場の予約状況で左右される。
火葬までの日数が空く場合もあるので、故人の体を守るための安置方法について葬儀社に相談することが大事。
年末年始だからといって、お通夜・葬儀の内容に違いがあったり、葬儀費用が高くなることはない。
どうしても年内に葬儀を終えたい場合は、その旨を葬儀社に伝え、年内に利用できる火葬場、斎場・葬儀を予約する。
火葬は亡くなってから24時間経過しないと行えないので、12月30日に亡くなった場合は、年内に葬儀を終えることは難しい。
松の内(元旦から7日、あるいは15日までの、正月の松飾りを飾っておく期間)に葬儀をしてはいけないという決まりはない。
菩提寺のある方は、葬儀の日程を決める前に住職の都合を確認する必要がありる。しかし、年末年始はお寺も多忙なので、早めに予定を確認したい。
役所は年末年始も夜間・休日窓口で死亡届を受け付けてくれる。
コロナ禍でも感染予防対策に適した葬儀プランを選ぶことで、コロナ以前と同じように葬儀を行うことができる。

よくある質問

Q.年末年始に葬儀を執り行うことは出来ますか?
A.出来ます。ただし、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県のほとんどの火葬場は、年により日は異なりますが大体1月1日~1月3日の年末年始の休業日をさけての葬儀となります。
斎場・葬儀場、葬儀社、安置施設も通常どおり運営しているので、葬儀は滞りなく行うことができます。また、葬儀社への葬儀の相談、依頼もできるのでご安心ください。

Q.年内に葬儀を終えたい場合はどうすればよいですか?
A.どうしても年内に葬儀を終えたい旨を葬儀社に伝え、年内に利用できる火葬場、斎場・葬儀を予約することになります。
但し、年末年始は火葬場が混み合うので、場合によってはエリア外の火葬場を利用したり、費用の高い施設を使わざる得ないこともあります。
今年の年末、首都圏の主要な火葬場は12月31日まで営業する模様ですが、利用は市民に限るなど、制限のかかる施設も多いようです。
さらに、火葬は亡くなってから24時間経過しないと行えないので、12月30日に逝去された場合は、年内に葬儀を終えることは難しくなります。

Q.年末年始でも事前相談や葬儀の見積もり・資料請求はできますか?
A.可能です。年末年始でも葬儀社には24時間365日連絡が取れるので、葬儀に関して不安なことや不明点がある場合はまずは葬儀社に連絡しましょう。
葬儀社に連絡することで、地域の火葬場の予約状況、安置施設の情報などを知ることができます。
また、コロナ禍の年末年始に最適な葬儀プランについてのアドバイスも受けられます。

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