大切な方とのお別れまでの過ごし方と葬儀の準備
ご葬儀の準備に追われ、最期のお別れまでの過ごし方も思うようにいかないことが多々あります。
大切な方が旅立った場合、ご葬儀の準備に追われ、最期のお別れまでの過ごし方も思うようにいかないことが多々あります。お別れまでの時間を大切に過ごすためにも、ご葬儀の準備にどのような手続きが必要になるのかを事前に知っておく必要があります。後悔なくお別れの時を迎えられるように、しっかりと心の準備をしておきましょう。
余命宣告をされたら
お別れまでの時間を大切に過ごすために、その方にしてあげたいことを第一に考えましょう。お葬式のむすびすがご葬儀をお手伝いしたご家族の中には、元気なうちに温泉旅行に出かけたり、お見舞いの度に大好きなリンゴをジュースにして持って行ったりと、それぞれの想いをかたちにしています。
仕事が忙しく、ご家族と過ごす時間が少なかった方の場合は、ただ一緒にいることが大切な思い出になることもあります。
お別れまでの時間は、大切な方にとっても、ご家族にとっても、特別な時間です。お互いに抱いていたわだかまりの気持ちが大きく変わることもあります。その気持ちの変化を素直に受け入れ、伝えることができたなら、これ以上はない大切な時間となるのではないでしょうか。
ご葬儀のお話しは元気なうちに
余命宣告を受けてからでは、「がんばっているあの人のことを考えると、お葬式のことは考えられない」というご家族がほとんどです。
だからこそ、大切な方が元気なうちに、ご葬儀について話し合いましょう。「シンプルに、親しい身内だけで見送る」「お世話になった方を呼んで、にぎやかなお葬式に」といったように、お互いの考えが合っていれば、いざご葬儀を決めなければならない段階で、「家族葬で見送りたいが、お呼びしなかった方に後で報告して失礼にはならないか」「火葬式でいいと言っていたが、皆さんをお呼びしてちゃんとお別れしたい」と、ご家族が悩むこともありません。
ご葬儀について話しをする際は、誰を呼ぶのか、呼ばないのか、明確にしておくことも大切なポイントです。
生前に葬儀社へ相談している方は8割
これまで、「生前に葬儀について考えるのは縁起でもない」と考える方が多くいました。
現在では、「万が一の時にどうすればいいのか分からない」「事前にどのくらい費用がかかるのか知っておきたい」といった理由から、生前に相談する方が増えています。お葬式のむすびす では、ご葬儀をお手伝いしたご家族様の8割が、生前に相談されています。
「万が一」のことが突然訪れた場合、短時間で葬儀社を決めなければなりません。大切な方とお別れしたばかりでは、冷静に考えるのは難しいことです。
生前に複数の葬儀社から資料やお見積りを取り寄せて、ご葬儀を依頼する葬儀社を決めておけば、いざというときに慌てることはありません。
危篤のときにやるべきポイント 危篤の連絡
大切な方が危篤になったら、気持ちをしっかりもってお別れの準備をしましょう。まずは、臨終に立ち会ってもらいたい家族や親族に連絡し、その後、親しい友人や会社関係の方に連絡しましょう。大切な方が元気なうちに会いたい方を伺い、危篤を連絡する方のリストをあらかじめ作っておくと、スムーズに連絡できるだけでなく、訃報を案内するときにも役立てられます。
遠方の親戚で、たとえ駆けつけられなかったとしても、連絡しておいたほうがいいでしょう。親族であっても、大切な方と不仲であったり、絶縁に近い場合は危篤の連絡は必要ないでしょう。ただし、逝去されたことを知らせる訃報はご案内ください。ご葬儀後に、「どうして知らせてくれなかったのか」と責められる可能性があるからです。
危篤のときにやるべきポイント 着替えの用意
大切な方が病院に入院されている場合、故人様のお召し物は浴衣です。もし、お気に入りのお洋服に着替えて退院させたいとお考えであれば、お洋服をご用意しましょう。
危篤のときにやるべきポイント 現金の用意
病院によっては、退院時に精算が必要な場合があります。また、交通費や飲食代などために、ある程度の現金を手元に用意しておきましょう。
大切な方がご逝去されたことが銀行に伝わると、その方の銀行口座は凍結されて、引き出すことができなくなります。事前に暗証番号や印鑑の保管場所を確認し、いつでも引き出せる準備をしておきましょう。
なお、銀行にご逝去の情報が伝わる方法は、町内会の掲示板に訃報が掲示されるなど、いくつか考えられますが、死亡届の提出先である役所が銀行にご逝去の連絡をすることはありません。
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