ゴールデンウィークに葬儀・お葬式はできる?
原則、「万が一」の時は、いつ訪れるか分からないため、葬儀社は365日対応しています。
葬儀を行う斎場や葬儀社も、ゴールデンウィークは休みなのでしょうか。「万が一」の時は、いつ訪れるか分からないため、葬儀社は365日対応しています。ゴールデンウィークも例外ではありません。斎場も友引の日以外は開業しています。
ただし、ゴールデンウィークで葬儀を考えている方は、2つの理由から葬儀の日程を先送りにしたほうがいい場合があります。
先送りにする理由1 菩提寺のスケジュールが空いていない
菩提寺と付き合のある方は、まず菩提寺の都合が合うかどうか、確認する必要があります。菩提寺をないがしろにして葬儀を行った場合、菩提寺にあるお墓に入れない可能性があるからです。
ゴールデンウィークなので、お寺を不在にしていたり、法要の予定が入っていて都合が合わないことも考えられます。その場合は、無理にゴールデンウィークで葬儀を行おうとせず、菩提寺の都合に合わせましょう。
先送りにする理由2 参列してほしい方と連絡が取れない
ゴールデンウィークは、長期の旅行に出かける方も少なくありません。急な逝去の場合、どうしても参列してほしい方たちが旅行に出かけてしまい、連絡が取れないこともあり得ます。
特に、会社関係やご近所の方にも参列してもらう場合は、葬儀の連絡がいきわたりにくいので、ゴールデンウィークでの葬儀を避ける方もいます。
遺体の状態などの理由から、どうしてもゴールデンウィークに葬儀を行わなければならない場合は、火葬を終えた後に、遺骨で故人を偲ぶお別れ会や骨葬を行うことも可能なので、葬儀の日程でお困りの方は葬儀社に相談しましょう。
ゴールデンウィーク明けまで遺体の状態は保つことができる
逝去から葬儀まで期間が開くと、遺体が傷んだりしないか、心配する方もいるのではないでしょうか。
現在では、遺体の状態を長期間保つことができる2つの方法があります。ひとつは冷蔵の安置施設で休ませる方法です。
もうひとつは、エンバーミングの処置を施す方法です。エンバーミングとは、薬液などを使用し、遺体の状態を保つ科学的な処置のことをいいます。
故人を自宅に連れて帰って安置した場合でも、故人をドライアイスといっしょに納棺することで、2日間は遺体の状態を保つことができますし、その後に専用の安置施設へ移ることもできます。
ゴールデンウィークは、銀行や役所が休業になることも念頭に
銀行が休業になって困るのは、現金を引き落とせなくなることです。葬儀社に支払う葬儀の費用は、葬儀を終えてから支払えばいいのですが、病院の入院費やお布施など、その場で現金での支払いが求められるものがあるからです。ゴールデンウィークに葬儀を考えている方は、あらかじめ現金を用意しておきましょう。
ゴールデンウィークは、銀行だけでなく役所も休業します。役所に提出する死亡届は、葬儀社が代行するケースがほとんどですが、家族が届け出る場合は、休日・夜間受付に届けましょう。
役所に提出する死亡届には、本籍地を記入する欄があります。ゴールデンウィーク中は本籍地が空欄でも提出することはできますが、後日記入を求められるので、あらかじめ確認しておきましょう。死亡届に本籍地を記載しておくことで、その後の役所手続きもスムーズに進みます。住民票を取る際に本籍地の記載を希望すれば、本籍地を確認できます。
ゴールデンウィークであっても葬儀を行うことはできますが、菩提寺の都合を合わせたり、参列者へ連絡をいきわたらせることが難しい時期でもあります。
葬儀の日程調整でお困りの方は、何を優先するのか、考えを今一度整理してみてはいかがでしょうか。
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