2017年7月27日に放送された、テレビ東京『なないろ日和』で、「葬儀の喪主」がテーマとして取り上げられました。
喪主には様々な役割がありますが、番組では、喪主の役割として特に重要な葬儀社の選び方や、葬儀の内容や費用の決め方のポイントが紹介されました。
そこで今回は、番組で紹介された内容をもとに、さらに具体的なアドバイスをお届けします。
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喪主は家族を代表し、葬儀を取り仕切る役割
喪主を務める方は、葬儀社との打ち合わせでは葬儀の内容や費用を決め、お通夜や葬儀・告別式では参列者へ挨拶し、無事に葬儀を終えた後は法事の手配などをします。
喪主は、まさに家族の代表として、葬儀をあらゆることを取り仕切る役割を担うことになります。
一般的に、喪主を務める方は、故人との縁が最も深い方です。故人が妻の場合、喪主を務める順番は、夫、長男、次男、長女、次女の順になります。
最近では、喪主を務める方が高齢化していることから、配偶者が存命の場合であっても、体調に配慮して、子供が務めるケースが増えています。
番組でも、首都圏の葬儀に関する情報を発信するエンディングデータバンクの調査結果を引用し、そうした現状を紹介しています。
エンディングデータバンクの2016年の調査結果によると、喪主を務めた方が夫の場合は11%、妻の場合は28%、子の場合は51%となっています。
喪主は葬儀社を決める前に、複数の葬儀社に相談する
喪主の役割の中で、重要な役割のひとつが、葬儀を依頼する葬儀社を決めることです。
番組では、1級葬祭ディレクターの柴田典子さんが葬儀社を決めるうえで、複数の葬儀社に相談し、それぞれに葬儀費用の見積りを依頼して、比べることが大切だと訴えます。
日本消費者協会が2013年に行った調査によると、葬儀の費用は、平均で188万9000円という結果でした。
これだけの費用がかかるものを、何の下調べもしないまま、決めることはまずありえないことです。しかし、こと葬儀については、「縁起でもない」「なるべく考えたくない」という想いから、葬儀について調べることを先延ばしにしがちです。
柴田典子さんは、「万が一のときはいつ起きるかわかりません。『縁起でもない』と思うのではなく、その方が元気なうちに、葬儀社を選ぶ知識を得ておくこと」だと、生前から葬儀に備える重要性を説いています。
喪主は見積りの金額だけではなく、含まれている項目も比較する
番組では、葬儀費用の相場についても紹介しています。会社関係や近所の方も参列する一般葬は120万円、家族や親族など身近な方だけでお別れをする家族葬が50万円、お通夜や告別式を行わずに火葬だけで見送る直葬が30万円です。
葬儀費用の相場について、柴田典子さんは、「この金額では、料理や返礼品といったおもてなしの費用は含まれていない」と指摘します。
葬儀社によっては、見積りの金額を抑えるために、料理や返礼品を含めていないことがあります。また、必要のない項目が含まれている場合があるので、金額だけでなく、見積りに記載されている項目も併せて比べましょう。
葬儀社に見積りを依頼する際には、葬儀を行う斎場や参列者の人数など、同じ条件で依頼することで、断然比べやすくなります。
喪主が葬儀の内容や費用を決めるときは、葬儀社の社員と会って相談を
葬儀の内容や費用を決める上で、どのような宗教で行うのか、どのようなスタイルで行うのかを選ばなければなりません。
宗教は、仏教や神道、キリスト教などの中から選びます。スタイルは、一般葬や家族葬、直葬、1日葬などの中から選びます。
初めて喪主を務める方は、このうちどれを選べばいいのかわからないという方が少なくありません。
喪主を務める方の不安や疑問を解消し、そのうえで喪主の考えに合った提案をしてくれる葬儀社かどうか。
葬儀社を選ぶ際には、葬儀や家族に対する姿勢を見極めるために、実際に葬儀社の社員と会って相談しましょう。
万が一のときはいつ訪れるかわかりません。その時になって慌てないためにも、事前に葬儀の費用や、葬儀を依頼する葬儀社について、調べてみてはいかがでしょうか。