町屋斎場とは
町屋斎場は、民営の斎場で火葬場を併設した斎場です。
式場は東京都最多数の10ヵ所ありお通夜や告別式を行わない直葬、家族や親族、親しい友人だけで見送る家族葬、会社関係や近所の方も参列してお別れをする一般葬と、様々な規模の葬儀を行うことができます。
地元の荒川区の方だけでなく、近隣の足立区、台東区、墨田区、文京区からの利用者も多い「町屋斎場」にスポットをあて選ばれる理由や施設についてまとめていきます。
町屋斎場が選ばれる理由
町屋斎場は地元の荒川区の方はもちろん、近隣の足立区、台東区、墨田区、文京区からの利用者も多く人気も高いです。その理由として大きく2つあります。
1.利用者の負担を抑えられる
町屋斎場は最寄り駅からのアクセスが良く、京成上野線「町屋」駅、東京メトロ千代田線「町屋」駅、都電荒川線「荒川七丁目」「町屋駅前」から、すべて徒歩5分以内の場所にあります。
そのため、地元の荒川区の方はもちろん、区外の方も参列しやすい斎場です。
駐車場も広く、最大50台まで停めることができるので、足腰の弱い高齢の方は自家用車で参列できる、アクセスに優れた斎場と言えます。
また町屋斎場は全フロアがバリアフリーなので、1階から3階までエレベーターやエスカレーターで移動することができます。
また足腰が弱い高齢者や、体の不自由な方、は車椅子を借りて移動することもできます。
2.式場と火葬場が併設されている
町屋斎場は式場と火葬場が併設されています。東京23区に式場はたくさんありますが火葬場は9か所しかありません。
そのため故人には霊柩車を、家族や参列者にはマイクロバスなどを手配することが多く、移動にかかる費用が葬儀全体の費用にプラスされることになります。
一方、斎場に火葬場が併設されている場合は、霊柩車やマイクロバスの手配が必要なく、葬儀全体の費用を抑えることができます。
また妊婦の方や乳幼児を連れている方にとっては、バスの乗り降りだけでもかなりの負担です。
火葬場を併設している斎場では、短い距離を徒歩で移動できるので負担を軽減出来ます。
町屋斎場の施設
ここからは式場・火葬場・休憩室・安置施設それぞれ解説していきます。
式場
「コ」の字型をした町屋斎場の1階は、斎場の両サイドに5式場ずつ、合計で10式場を備えた都内でも最大の規模を誇る斎場です。
1式場当たりの着席人数は40名ですが、焼香時の移動などを考慮して、35名程度が最適といえます。
式場内には、故人の思い出の写真や趣味の品を展示する「思い出コーナー」や、故人の人生を振り返る映像を映し出すプロジェクターを設置することができます。
式場の外のロビーは広く、ゆっくり受付できるだけのスペースがあるので、参列者は150名まで対応できます。
直葬や家族葬だけでなく、一般葬から大型葬まで対応できる式場のため、多くの方に選ばれています。
しかし、クロークや更衣室の用意がないため、必要になった場合などは親族控室を使用したりします。
また、町屋斎場は基本的にはロビーに家族の品を置くことはできませんが、地元の方の利用が多いため、町内会の旗は置くことができます。
また式場の2Fには式場控室もあるためそこで通夜振る舞い、火葬中は精進落とし(※火葬中控室を使う場合は別途費用が必要)を行うことができます。
また通夜後は7名程度までですが控室にて仮泊(仮眠)ができます。
お通夜当日の18時までに斎場係員へ要望すれば、貸布団の手配をしてもらえます。
なお、宿泊の場合であっても、防災上、21時以降は式場内で線香やろうそくと灯すことはできません。
また、防犯上、正門や裏門は0時から6時まで閉鎖されます。
お葬式のむすびすが手掛けた町屋斎場でのご葬儀を、約1分のスライド動画にまとめました。
斎場選びでお悩みの方はこちらからお問い合わせください。
式場の使用料は下記表にまとめています。式場を使用した際に使用できる控室もこの式場使用料に含まれています。
式場名 | 式場使用時間 | 設営時間 | 出棺時間 | 収容人数 | 料金(税込み) |
---|---|---|---|---|---|
雪の間1・2・3・4・5 | 16時30分から翌15時 | 15時 | 11時まで | 40名 | 248,050円 |
雪の間6・7・8・9・10 | 16時30分から翌15時 | 15時 | 12時まで | 40名 | 248,050円 |
火葬場
町屋斎場には最上等の火葬炉が8基、特別殯館2基、特別室2基の合計12基の火葬炉があります。
民営の火葬場でよく目にする最上等というのは火葬炉の等級で最上等が一般的なものです。
最上等より一つ上の等級が特別室、そして最も上級のものが特別殯館となります。
等級による違いは、火葬する際のお部屋と料金です。最期のお別れは、8基の前に広がる炉前のホールで行います。
最期のお別れをゆっくり過ごしたいという家族のために、特別室と呼ばれる火葬炉が2基、特別殯館と呼ばれる火葬炉が2基あります。
これは、2基でひとつの炉前ホールを使用するため、最上等の炉前ホールに比べて静かに過ごすことができます。
特別殯館は、一般的な大きさの棺(長さ205cm、高さ60cm、幅63cm)を上回るサイズの棺(長さ240cm、高さ70cm、幅75cm)も火葬できます。
詳細は葬儀社に確認してください。
また、特別殯館を利用する家族は、休憩室の利用料金が割り引かれるほか、霊柩車を無料で利用することができます。
下記表はそれぞれの火葬炉を使用した際の価格です。
等級別 | 炉数 | 料金(非課税) | |
---|---|---|---|
特別殯館 | 2 | 大人 | 145,000円 |
小人 | 79,000円 | ||
特別室 | 2 | 大人 | 107,500円 |
小人 | 54,000円 | ||
最上等 | 7 | 大人 | 75,000円 |
小人 | 42,000円 |
小人は満6歳以下が対象となります
休憩室
2階の控室「雪の間」は、葬儀を行う家族や参列者が休憩したり、お通夜後の料理(お清め)や、告別式後の料理(精進落とし)を食べる部屋です。
42名まで着席できる部屋が10部屋あります。
控室は、同じ部屋の中に畳の席と椅子席の両方あり、どちらも自由に利用することができます。
参列者に小さい子供がいる場合は、畳の席が便利です。
3階の休憩室は5種類の部屋があります。
最も収容人数の多い「鶴の間」は2部屋あり、最大で62名まで着席できます。
着席人数が48名の「星の間」は9部屋、着席人数が40名と36名の「月の間」はそれぞれ1部屋、着席人数が16名の「梅の間」が2部屋あります。
このほか、着席人数が24名の椅子席があります。
火葬のみ町屋斎場を使用した場合火葬中は仕出し料理などの食事が出来ないため、火葬中は売店の飲み物やお菓子を食べてお待ちください。
部屋名 | 部屋数 | 収容人数 | 料金(税込み) |
---|---|---|---|
鶴の間 | 2 | 62名 | 57,750円 |
雪の間 | 10 | 42名 | 28,600円 式場控室を火葬中使用した場合 |
星の間 | 9 | 48名 | 23,650円 |
月の間 | 2 | 40名、36名 | 20,130円 |
梅の間 | 7 | 16名 | 11,000円 |
椅子席 | – | 24名 | 一人につき660円 |
精進落とし
町屋斎場で葬儀を行う家族は、2階にある控室「雪」で、火葬後の精進落としを食べることができます。
一方、町屋斎場の火葬場だけを利用した家族は、休憩室で食事をすることができないため、火葬後の精進落としは町屋斎場の周辺にある料理店で食べるか、葬儀を行った斎場に戻って食べるか、どちらかを選ぶことになります。
これらのお店は町屋斎場周辺にあり、精進落としなどの用意があるのでよく選ばれています。
安置施設
町屋斎場には、葬儀の日まで故人が休むことができる安置施設を備えています。
安置施設は26名まで預かることができ、冷蔵保管は9,900円、一般保管は4,400円となっています。
安置施設の故人とは面会できますが、面会時間は8時30分~10時、16時~19時と決まっており、事前に葬儀社からの連絡が必要です。