Funeral Episode

共に過ごした時間ご葬儀事例

ご葬儀の形式

一日葬
参列者数

15名
斎場

しおかぜホール茜浜
式の費用

100〜150万円
宗教

仏教
オプション

79歳で旅立たれた故人様は、長年に渡って地元のお客様から愛された精肉店を65歳でリタイヤするまで営まれていました。
仕事一筋でこれといった趣味もなかった故人様の楽しみは、お店が終わってから飲む晩酌の缶ビール。
大好きな蕎麦や枝豆、タコの刺身をつまみながら、いつもニコニコ微笑んでいた故人様を思い出すとご家族はおっしゃいました。

お客様と家族のために

千葉県銚子市の生花店に7人兄妹の6番目として生まれた故人様は、17歳で親戚が経営する精肉店を手伝いはじめます。
24歳でご結婚されたタイミングで独立して、地元のスーパーマーケット内で精肉店を開業しました。
しかし、店長と反りが合わずご自身で店舗を構えることに。
お肉の品質と味にこだわるミート＆デリは、店の切り盛りから配達までの一切をこなす故人様の誠実な人柄もあり、多くの地元のお客様からごひいきにされていました。
故人様が65歳のとき、2人のお嬢様は仕事一筋に働いてこられたお父様にゆっくりしてもらおうとリタイヤをお勧めになり、地元の人たちに惜しまれつつ精肉店を閉店されたそうです。

もっと一緒に過ごしたかった

優しくて温和なご性格だった故人様についてご姉妹は、「いつもニコニコしている父でした。強く叱られた記憶は一度もありません」「仕事をひたすら頑張り、家族の意見を尊重してくれる、ちょっと人見知りの父です」とおっしゃいました。
お仕事をリタイヤされた後も奥様を献身的に支え、お孫様たちと会うことをことのほか楽しみにされていたそうです。
ご姉妹は、「もっと家族で一緒に過ごしたかった」「家族旅行に連れて行ってあげたかった」と故人様への想いをお話しくださいました。

父のお店は一家の誇り

故人様とご家族の思い出に彩られたメモリアルスクリーンは、故人様が一念発起して開業し、長年にわたり地元のお客様から愛されたお店の外観を中心に、ご夫婦やご姉妹様、お孫様とのたくさんの思い出をコラージュいたしました。
祭壇横のテーブルには、晩年は飲むことができなかったご愛飲のスーパードライとお煙草、お好きな酒の肴をご用意させていただきました。
お式前ご長女様は、「ずっと飲めなかったから今日は酔っていいんだよ」と涙ながらに故人様へ語りかけていらっしゃいました。

内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。

この事例の担当エンディングプランナー

高野孝徳

お式前に故人様のメイクをご覧になられたご長女様から、「綺麗にしてもらえて本当に幸せそうな顔でよかった」と仰っていただけました。
お式ではご家族の皆様一人ひとりの想いが溢れるお手紙をお手向けいただき、読経後に写真撮影をしてお見送りとなりました。
ご葬儀後に感想をお伺いすると、「打合せから電話で契約案内してもらった社員の方、写真を預かってくれた方、皆さんとても良い人たちばかりで、むすびすさんにお願いして本当によかったです」とのお言葉を頂戴いたしました。