Funeral Episode

至福のとき ご葬儀事例

  • ご葬儀の形式
    一日葬
  • 参列者数
    19名
  • 斎場
  • 式の費用
    100〜150万円
  • 宗教
    無宗教
  • オプション
    • 花祭壇
    • メモリアルスクリーン祭壇
    • 思い出コーナー
    • 映像制作
    • メイク・湯かん
    • 骨壷
    • 棺

どうして、「幸せ」な人生だったのか。
その理由は誰にとっても当たり前で、だからこそなかなか気がつけないもの。
こだわりの強い故人様と過ごした毎日があったからこそ、幸せな人生は最後の瞬間に「至福のとき」を迎えます。

幸せの理由

「よくここまで仕えたと思いますよ。どこの優秀な嫁かと」ご自身でそう言う奥様に、笑いに包まれたご家族様。
ご葬儀の打ち合わせは和やかに、あたたかい雰囲気で進みました。
故人様と過ごした日々がもたらしたものの一つ。
こだわりが強く、何事にも「自分のやり方」を貫いていた故人様。
レコードで聴く音楽はクラシック、テレビを観るときはNHK、車は日産車。
数え切れないほどのこだわりを背中で示し続けた故人様。

そんな故人様と毎日を共にしてきたご家族様は、その姿から「生きる幅」や「選択肢」を学んできたのかもしれません。
今のご家族様に漂う素敵な空気感は、一緒に過ごした幸せな時間がもたらした賜物に違いありません。

いいお葬式とは

「幸せな人、やっぱり幸せな人。」
そう振り返る奥様の目には、ご家族だけが知る特別な絆が溢れていました。
故人様は奥様にとことん一途で、思い出のお写真が何枚も残されています。
ご自宅で自ら現像をされるほど、写真にこだわりを持たれていたそうです。

晩年は特に穏やかな日々を過ごされ、父と子の距離は縮まり、お孫様との温かい時間も楽しまれました。
これまで「幸せな」人生を生き抜かれたからこそ、「至福の時間」がそこにあったのです。

そして、その「至福」はご家族様のこだわりによって、最後のお見送りで「完成」します。
お金をかけることでいいご葬儀になるわけではありません。
素晴らしい人生があってこそ、その最後のひと時が特別で心に残るものになるのではないでしょうか。

一緒に過ごした毎日

当たり前の日々が、実は幸せそのものでした。
しかし、そのことに自分自身で気づくのは決して簡単ではありません。
だからこそ、当日はその幸せを噛み締めていただくお時間といたしました。

無宗教葬であるからこそ、皆さまにはたくさんのお手間をかけていただきます。
大切な日々を、その手でしっかりと感じ取っていただくために。

まず、工場で働かれてきた故人様の人生を振り返る集大成として、ライフギャラリーを皆さまで心を一つにしてご覧いただきました。
その後、故人様がお好きだったクラシック音楽が流れるなか、ご家族様から涙ながらに直接お別れの言葉を届けていただきました。

お花入れのお時間には、お好きだったお酒をお気持ちとともに口元へお供えいただきました。
他にも本や故人様の作品、コーヒーなどをお手向けいただき、これまでの「毎日」を感じていただくひと時となりました。

内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。

この事例の担当エンディングプランナー

平川 雅彦

故人様の人生をまとめたライフギャラリーについて、ご家族様から「日程の限られた中で、あれほどのクオリティに仕上げていただきました」と、大変感激されたお言葉を頂戴いたしました。
当日は涙に溢れるお時間となり、それはすなわち、一緒に過ごしてきた日々の幸せを改めて感じ取っていただく場となりました。
「みなさまの今」があるのは、「これまで」があったからこそなのだと気づかれるご葬儀だったのではないでしょうか。

当たり前のことは、その当たり前さゆえになかなか気づきにくいものです。
それでも、それだけ幸せな日々を送られてきたからこそ、気づきにくかったのだと思います。

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