Funeral Episode

歩んだ道、見届ける未来 ご葬儀事例

  • ご葬儀の形式
    家族葬
  • 参列者数
    62名
  • 斎場
  • 式の費用
    100〜150万円
  • 宗教
    仏教
  • オプション
    • 花祭壇
    • メモリアルスクリーン祭壇
    • 思い出コーナー
    • メイク・湯かん
    • 骨壷
    • 棺
    • 返礼品

突然の別れ、早すぎる別れ。
限られた時間でできることを精一杯するお見送りとなりました。
かけがえのない時間。
毎日の思い出。
朝起きた時の顔、笑った時の素敵な表情、握った手の感覚、話す時の癖、隣を歩く時に視界の端に見える姿、一緒に食べた食事。
残されたお二人のご家族が力強く人生の第一歩を踏み出せるように、お別れのお時間を過ごしていただきました。

妻と息子、それぞれとの時間

成田空港ロビーのカフェのアルバイト。
それがご夫婦の出会いでした。
緊張感もありつつ、楽しい日々。
お互いに就職をしてからも、なんとか時間を作って2人の時間を大切にしてきました。
ご結婚ののち、大切なご子息が生まれます。
奥様と2人で子煩悩に頑張ってこられます。
スポーツに漫画、スニーカーと大好きな趣味も多い故人様ですが、最近では息子様と一緒にすごす時間が長かったそうです。
息子様とご一緒に行かれた映画に床屋、食事。
「そういえばあったなー懐かしい。」故人様とのお写真を振り返ると、ニコやかな父の姿が。
息子様と一緒に色々なことを体験し、一緒に過ごされました。
「特別なことをしてるわけじゃないんですが、父とはよく色々なことを話しましたね。」と息子様。

大切だからこそ

まだまだお若い故人様の突然の旅立ち。
普通であれば途方に暮れて、悲しむ以外何もできなくなっても不思議ではない。
しかし奥様からは「妻として最後の務めを果たしてみせる!」そんなお気持ちを感じました。
息子様からは「父へ手紙を書くつもりです。」と力強いお言葉を伺いました。
何がご家族をこれほど強くするのか、どうしてそんなに強くいられるのか。
さらに、打ち合わせ当日は息子様の高校の入学式。
息子様の将来を思えば、費用はなるべく抑えたいのが当たり前。
限られた中で、ご家族にとって一番いいお葬式とはどのようなものか。
ご一緒に考えていきました。

未来のために

遺された母と息子。
これからの未来、力を合わせて歩んでいく心構えはできています。
だからこそ、ご葬儀をしっかりと行い向き合う時間にしたい。
それが次の一歩に繋がるから。
そんな強いお気持ちを感じ、ご葬儀のテーマが決まりました。
未来への一歩。
それは故人様との思い出を置いていくことでは決してなく、むしろ一緒に歩むための時間。
いつの日か、「一緒に頑張ってきて良かったね」と幸せを実感できるように。
お花よりもお写真を中心にした祭壇メモリアルスクリーン。
お写真集めはご友人様にもご協力いただきました。
そして、ご葬儀ではいつも飲んでいるスティックコーヒーをその場でお淹れし、故人様のお口元へと運んでいただきます。
他にも想いの溢れるメッセージや故人様のコレクションの数々。
式場のどこを見ても、故人様の思い出でいっぱいの空間です。
お二人が未来を力強く生きていくためのお時間になるようお手伝いいたしました。

内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。

この事例の担当エンディングプランナー

高野 孝徳

当日はたくさんのご友人にご会葬いただき、皆様温かい涙を流して故人様との別れを惜しんでいらっしゃいました。
ご家族様はご会葬されたご友人とお話しするなかで、今まで知らなかった故人様の一面を知り、この日をきっかけに故人様への理解がますます深まったご様子でした。
大好きな漫画の「ワンピース」は選りすぐりの巻を息子様に選んでいただき、お飾り。
他にもスニーカーやゴルフ道具もマネキンや人工芝を使ってレイアウト。
また、ご葬儀の時間は故人様とのお別れのお時間ですが、併せてご親族や知人と再会し、お話をする場でもあります。
元々、故人様のご両親とはご結婚の際にいざこざがあったそうですが、ご親族間の不和は決して珍しくはありません。
ご葬儀の当日、故人様にご対面するとその直後、双方のご親族がこれまでのことを謝り、和解される場面がありました。
故人様が残してくれた大切なことの一つだったのではないでしょうか。
ご散会の挨拶では、息子様より立派なお言葉を頂戴いたしました。
これからもお二人が故人様との思い出を胸に、力強く未来を生きていけるようご葬儀後もサポートさせていただきます。

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