Funeral Episode

銀世界を駆け抜けて ご葬儀事例

  • ご葬儀の形式
    一日葬
  • 参列者数
    20名
  • 斎場
  • 式の費用
    100〜150万円
  • 宗教
    仏教
  • オプション
    • 花祭壇
    • メモリアルスクリーン祭壇
    • 思い出コーナー
    • 料理
    • メイク・湯かん
    • 棺
    • 返礼品

銀世界を駆けるスキー界の権威である故人様の人生はたくさんの出来事で溢れかえっています。
教授としてのお姿、スキー仲間との顔、監督としての顔、家族と向き合う顔、お孫さんとのお姿。
みなさまのお気持ちを一つにした銀世界の故人様。
そして、ご家族の気持ちを一つにしたのはみんなが知っている「例のもの」でした。

スキーの権威であり、普通のおじいちゃんでもあり

日体大の野外教育学教授、スキー部監督、ナショナルチーム同行、国際自然大学立ち上げ、スキー関連著作、スキーとともに人生を歩まれた方でした。
数々の功績とその人柄から生まれた恵まれた人脈、ご多忙を極める生活のなか、自宅にいて家族と過ごせるのは年に10日もあれば良い方だったそうです。
実家の近くに大きなスキー場があり、幼少期からスキーと共に育ってこられました。
親族で集まれば、スキーのビデオを見ながら、互いの滑りを「ああだ、こうだ」と評するのが当たり前のご家族様。
しかし、お孫様にとっては「やさしいおじいちゃん」でした。
水族館に行ったり、果物狩りをしたり。
そして、いつも決まっていく中華屋「華鳳」
旅立たれる2週間前もご家族がご心配されるほどたくさん召し上がる大好きな場所。
店主さんの前の別のお店の頃からの「お馴染み」の場所です。

銀世界が気持ちを一つに

ご家族様のお気持ちを一つに、後悔のないようお見送りするお時間なりました。
雪化粧した世界で生き生きと風のように駆け抜けるお姿。
それこそ、ご会葬の方も含めて、故人様への共通認識だと思います。
そうした意図から、式場の中央から馴染みある故郷の景色が広がる銀世界に。
空間に伴い、自然にご面会ができるカプセル面会型お棺。
お色味は雪と同じものを。
そして、思い出の品々としてスキー道具をマネキンを使ってお飾りし、思い出パネルで笑顔の故人様からバッチリ決まっているスキー中の勇姿までをお飾りさせていただきました。
どなたが見ても、しっかりと故人様へのお気持ちがスッと出て来るような銀世界となりました。

「あの餃子」

「え!?どうしたのこれ!」
嬉しそうにお喜びいただけました。
ご家族様が見たのは、馴染みある「餃子」
ご家族様がお気持ちを一つにできる場所がどこか。
それは馴染みの中華屋さん「華鳳」に違いありません。
そう思い、誠に勝手ながら、そのお店の餃子を用意させていただきました。
一緒に過ごすお時間の中、たくさんのことがあったことでしょう。
最後のお別れで、みなさまのお気持ちを一つにお見送りしていただくために、用意した餃子。
お別れのお時間でお渡しさせていただくと、お母様にご兄弟、お孫様にご親族までみなさまの共通認識だったようで、「見てこれ!華鳳の餃子!」「うまいんだよなあ」とお喜びいただけました。

内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。

この事例の担当エンディングプランナー

大淵 駿介

ご家族のお気持ちが無事一つになりますようにと精一杯お手伝いさせていただきました。
お打ち合わせの時にはなかなか見つからないと伺っていた故人様のスキー道具一式ですが、当日は無事ご持参していただけました。
それらをお飾りし、一緒にたくさんのアルバムもご会葬の方に見ていただけるようにブースをご用意させていただきました。

一日を通して、お食事の席などみなさま故人様のお話で盛り上がっていただけました。
お話が尽きることがないほど、思い出溢れるお時間でした。
また、餃子を用意してお渡ししたことをかなりお喜びいただけたご様子で、お帰りの際に「今度さ、みんなで華鳳で集まろうか!」「明日!?」「いや、休みなよ」「じゃあ、今度企画するよ!」と和やかなお話をされておりました。
この度のご葬儀がただの形だけのお葬式ではなく、しっかりと故人様と向き合うことのできるお時間となっていれば幸いでございます。

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