Funeral Episode

いつもの手紙は最後のラブレター ご葬儀事例

  • ご葬儀の形式
    一日葬
  • 参列者数
    ご親族:15名 ご会葬者:なし
  • 斎場
  • 式の費用
    150〜200万円
  • 宗教
    仏教
  • オプション
    • メモリアルスクリーン祭壇

97歳でご逝去されたお母様。
故人様とご家族を繋いでいたのは、心のこもった手書きのお手紙の数々でした。
これまで手紙が紡いできた繋がりが、これからも忘れられることなく続いていくように。
97年の人生へ愛を込めて、最後もご家族らしくお手紙に乗せて送り出します。

「秋田美人」なお母様

秋田県にてお生まれになった故人様。
ご主人との結婚を機に、千葉県に来られました。
「秋田美人」というにふさわしい、とてもかわいらしくてパワフルなお母様。
「エコノミー&エコロジー」という言葉が、故人様とお子様との共通言語でした。
趣味は書道。
ご入居されていた施設にも書が飾られるほどの腕前で、ご家族にとっても誇らしいお母様。
10年ほど前に施設に入居し、コロナ禍による面会制限もありましたが、遠方からであってもご家族が会いに来られるほど、ご家族に愛された故人様でした。

ご家族を繋げたお手紙

故人様が施設に入られていた10年間。その間もご家族は疎遠になることなく、たくさんの時間をご一緒に過ごされました。
年に2回は施設に顔を出され、お孫様、ひ孫様の成長した姿を見せられていました 。
そして、お孫様、ひ孫様の手には、心のこもったお手紙。
愛情たっぷりの手書きのお手紙の数々が、故人様とご家族を繋いでいました。
お母様らしく、素朴に、あたたかく家族で見送りたい。ご家族の願いを叶えるのは、きっといつも通りのお手紙と、いつも通りのご家族の姿。
当日は、ご家族からのお手紙をお棺の上にお供えし、「最後のラブレター」を送りました。

たくさんの思い出と愛情

施設に入られても、最後までとてもお元気だったという故人様。
ご家族との間にも、晩年過ごされた施設にも、思い出はたくさん残っていました。
趣味であった書道作品の百人一首、お菓子、ぬいぐるみ、着物…。
そしてひ孫様たちから贈られた折り紙作品やお手紙。
ご家族の方、そして施設の方からもたくさんの思い出の品をお預かりしました。
お品やお写真は式場に飾り、ご家族のお話にも花が咲きました。故人様の優しいお人柄が、思い出の品々にも表れていました。
そして、故人様からご家族への愛情も伝わる、和やかであたたかい時間となりました。

内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。

この事例の担当エンディングプランナー

石井 瑞穂

定期的にお母様に会いに行かれ、お孫様やひ孫様からのお手紙を渡される。
そんなご家族の繋がりを、ご葬儀の場でも大切にしていただきたいという思いをこめて、精一杯お手伝いをさせていただきました。
当日は、ご家族のお話も弾み和やかに過ごされた一方で、静かに涙する喪主様のお姿もありました。
故人様のお顔に優しく触れながら、「ありがとう、お疲れ様」などとたくさんお声がけをされていたお姿に愛を感じ、故人様との愛のあふれる繋がりが、この先も忘れられることなく続いていくことが感じられました。

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