Funeral Episode

笑顔を背に家路に就く ご葬儀事例

教師として社労士としてたくさんの人に慕われた故人様。
その人望は人生の宝物だったと思います。
そんな大切な絆をお持ちのご参列の皆様には笑顔でお見送りいただきながら、故人様には天国で待つ奥様の元までお帰り頂くお時間となりました。

真面目な人柄は人望を集める

長野県で生まれた故人様。
中学校卒業とともに上京し、教師を目指しておられました。
教員免許取得後は教師として働きながら、なんと早稲田大学に入学。
勉学に勤しみ、卒業後は社労士の試験に合格されました。
趣味はゴルフや音楽鑑賞。
また、甘いものが大好きだった故人様。
特にあんこがお好きで一口羊羹をいつもお召し上がりになっていたのだとか。
他にもおせんべいなど和菓子を中心に好んで食べていらしたそうです。
晩年は病院で過ごされました。
コロナ禍であったため対面でのご面会は出来ず、意思の疎通が取れないままご逝去されました。
「もっと話せるうちに色々なことを聞いておけば良かった」と喪主を務めるご長男様はおっしゃいました。

再会の場所として

直接故人様とお話することは叶いません。
しかし、今回のご葬儀の場を「単なるお別れの時間」にするのではなく、ご家族や参列者の皆様が故人様について語り合いながら思い出を共有していただく「再会の場」として、人望溢れる故人様らしくたくさんの笑顔に囲まれながら奥様の待つ家路に就いて欲しいと考えました。
ご出棺時の音楽は、教員時代のお仲間から教えて頂いたことがきっかけで好きになった、ドボルザークの「家路」です。
この曲は終始穏やかな旋律でありながらも、遠い昔を思い出すようなどこか切ないメロディーです。皆様の色々な思い出を共有できるこの曲を聴きながら故人様に思いを馳せ、お見送りをしていただきました。

内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。

この事例の担当エンディングプランナー

川﨑 海斗

生前、真面目なお人柄は多くの人望を集め、「もっと会って話したかった」と思われた方も多くいらっしゃったはずです。
そういう方々との「再会の場」になるようなご葬儀にしたいと考え、お手伝いさせていただきました。
また、全盲のご長男様がしっかりと故人様を感じることが出来るように、そしてお見送りをすることが出来るように、ご出棺時の音楽や故人様と触れ合っていただく時間など、視覚以外の部分にこだわりを持ってご提案させていただきました。

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