Funeral Episode

強い母親から一人の女性へ ご葬儀事例

  • ご葬儀の形式
    一日葬
  • 参列者数
    6名
  • 斎場
    天照院会館
  • 式の費用
    〜50万円以内
  • 宗教
    仏教

女手一つで息子様を育て上げたお母様。
旦那様とは離別されていますが、想いあっていたそうです。
このお気持ちを生前は秘めることしかできませんでしたが、今しがらみもなくなり旦那様のもとへ行けるようにお手伝いをさせて頂きました。

別れてもなお心に想う人

一人息子様を女手一つで育ててこられた故人様。
その愛は深く、息子様は涙ぐまれながら当時を振り返っていただきました。
強く芯のある方だったそうです。
息子様が幼いころに事情がり旦那様とは離別されましたが、それでもその後も想い合っていたというお二人。
多くを望まれない方でしたが、唯一おっしゃっていたのは「旦那様と同じお寺に納骨して欲しい」ということ。
お一人で頑張ってこられるなかで、いつも胸には旦那様の存在があったのかもしれません。

母の背中を押すために

しがらみから解放され、一人の女性としてずっと思い続けてきた旦那様のもとへと旅立たれた故人様。
しかしながら、ご事情によりその想いは大きな声で吐露することは難しかったのではないでしょうか。
それを表現することにためらいもあったかもしれません。
その中で最期に望まれたこと。
それがおかしなことではないと、背中を押す気持ちで息子様がご用意されたのが、ご愛用のワンピース。
いわゆるおしゃれ着としてご愛用されてこられたワンピースをお柩にお納めし、おめかしをして旦那様のもとへと送り出しました。

内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。

この事例の担当エンディングプランナー

古賀 瑞菜

実は、故人様がご納骨を希望されていたお寺様とご家族の間には少し軋轢がありました。
そんな中でもそちらに納骨をしようと踏み切られたのは何よりもお母様のため。
もちろん穏便に進められるようにお手伝いさせていただきました。
息子様はお父様に対してネガティブな印象を持ってらっしゃったようですが、それでも何よりもお母様の想いを尊重されたお別れをされました。

母子の絆、母の愛を感じたお手伝いでした。

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