Funeral Episode

ハワイへの搭乗手続き ご葬儀事例

パッチワークキルトとハワイがお好きだった故人様は85歳で旅立たれました。
以前、むすびすで施主様のお母様のご葬儀をお手伝いさせていただいたご縁でご依頼を承りました。
ご主人様とご結婚されてから、新宿区の「高齢者ふれあい訪問相談員」として福祉のお仕事に長く従事された故人様。
困っている人を見かけると、知らない人でも気軽に声をかける朗らかでお優しい性格は、周囲から自然と慕われる存在でした。

いつも人の輪の真ん中に

東京都大田区に5人兄弟の4番目としてお生まれになった故人様。
都立の進学高校に入学すると、成績は常に学年トップクラス。
一生懸命に勉学にいそしむ優等生でした。
卒業後は大手損害保険会社にお勤めになり、職場で知り合ったご主人様とご結婚なさいました。
家庭に入られてからも、新宿区の「高齢者ふれあい訪問相談員」として福祉のお仕事に携わり、病気や独り暮らしで生活に困難を抱えている高齢者の相談に乗り、問題解決のために奔走されました。
明るくて朗らかなご性格で、賑やかなことが好きな故人様。
いつも自然と人の輪ができて、その輪の中心には笑顔の故人様がいらっしゃいました。

ハワイアン風のお別れを

ご趣味の手芸は玄人はだし。
パッチワークキルトの作品展を行ったり、ご自身でワークショップを開いたりして、お友達と楽しくおしゃべりしながら手芸の指導をなさっていました。
ハワイもお好きで、10年程前からお友達と年1回はハワイ旅行をされていました。
ハワイ好きが高じて、ハワイアンダンスも習われていたそうです。
ご病気になられてからも、「ハワイに行きたい」とおっしゃっていた故人様。
ご家族は賑やかなことを好まれた故人様を、湿っぽくならず、明るくハワイアン風に送り出してあげることを望まれました。

Aloha 'oe

「寂しくならないように、明るく送りだしてあげたい」というご家族の想いをかたちに、式場を南国のお花でアレンジして、ご遺影やバックボードにはご家族が持参された色とりどりのハワイアンレイをお飾りしました。
2枚の思い出パネルは、お友達との楽しい交流、ハワイ旅行のスナップ、明るくフラを舞う故人様のお姿などをコラージュ。
テーブルにハワイアン生地を掛けた思い出コーナーには、故人様のパッチワークキルト作品、パスポート、表彰状の数々を展示いたしました。
会葬者ご来場前、故人様が大好きだったブラック珈琲をお淹れして焼香台へお供えすると、式場は珈琲豆の豊潤な香りで包まれました。

内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。

この事例の担当エンディングプランナー

平川 雅彦

ご家族がお持ちになられた沢山の思い出のお品物をお飾りした式場の雰囲気に、皆様ご満足頂けたご様子でした。
お花入れの時間は、お飾りした大量のレイと故人様のパッチワークキルトをお手向けいただきました。
ご家族は「ハワイに行くからね」「いってらっしゃーい」など、永遠のお別れを感じさせないお言葉を掛けていらっしゃいました。
スタッフも出来るだけ明るくご案内申し上げて、「ハワイへご出発です!」の声とともにご出棺いたしました。
炉前では搭乗口へ送り出すように、パスポートをご家族からお柩に置いていただき、お旅立ちになりました。

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