Funeral Episode

費用はかけずシンプルに ご葬儀事例

  • ご葬儀の形式
    火葬式
  • 参列者数
    2名
  • 斎場
  • 式の費用
    〜50万円以内
  • 宗教
    無宗教
  • オプション
    • 骨壷

89歳のお父様がこの度の故人様。
ご葬儀はなるべく費用をかけず、ご火葬のみでのお見送り。
それは故人様の生前からの希望でもありました。
費用はかけずともご家族がしっかりと見送ることが出来た、その実感が持てるようお手伝いさせて頂きました。

決断の理由

お見送りはご長女様夫婦であるお二人のみ。
6年前にお母様を亡くされており、その時も火葬のみでお見送りされたそうです。
そのため今回のお父様についても同様の形でのお見送りとなりました。
そして何より故人様ご自身がそのようにしてほしいとのお考えだったとのこと。
「本当にきれいに亡くなって…」とおっしゃるご家族。
もしかしたら安らかな最期であったことと、これまで支えてこられた実感があるからこそシンプルなお見送りをお考えになったのかもしれません。

出来ることを精一杯

お見送りのご準備は本当に最低限でというのがご家族の希望でした。
お花のお手向けもしない、棺も最低限の棺でいい、お棺の上のお花束もいらない。
唯一のご準備は遺影写真のみ。
しかし一つだけお父様だからしてあげたいことがありました。
それは好きだったお酒を飲ませてあげる事。
お酒はご家族から好きな銘柄のものを持参して頂き、ご火葬前に少しだけお口元に運んでさしあげました。

内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。

この事例の担当エンディングプランナー

齋木 まなか

お打ち合わせでは、「なにも持ってこない、持ってくるとしてもお酒くらい。」とのことでしたが当日は大きなお花束とお手向け様の納棺花を段ボール一箱分ご用意していただいておりました。
中には立派な胡蝶蘭も。
費用が厳しいとおっしゃっている中でも、やはりお父様への強いお気持ちがあったのだと思います。
お別れ中もじっくりお父様のお顔をみて口には出さないですが心の中でたくさんお話ししているように見えました。
その表情はどこかホッとしたようにも見え、優しい笑顔でした。
最後の最後まで自分たちでお父様のことを送り出せたとけじめのお時間になったのではないかと思います。

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