Funeral Episode

母のために、今 ご葬儀事例

  • ご葬儀の形式
    火葬式
  • 参列者数
    12名
  • 斎場
  • 式の費用
    〜50万円以内
  • 宗教
    仏教
  • オプション
    • メイク・湯かん
    • 棺

故人様は九州のお生まれで、上京されてからは美容師として活躍されました。
ご自身のお体を資本とし、ずっと健康でやってこられましたが、晩年体調を崩され病院での生活を余儀なくされます。
コロナ禍の中で、病院の中と外を隔絶する壁は大きく、お母様に対して思うように「してあげられない」まま最期の時間を迎えられました。
そんなご家族の胸には後悔の念がいっぱいでした。

「してあげられなかった」を「してあげられた」に 

「してあげられなかった」ではなく「してあげられた」と感じで送っていただきたい。
そんな思いを胸にこちらからご提案したのが、ご家族からお母様に対しての最後の贈り物。
胸に広がる後悔の念を少しでも和らげるために必要なのは、「ご家族自身でご用意をしていただくこと」と考えました。
ご自身方がお母様のために動き、準備をすることこそが、ご家族にとって必要な時間でした。

お母様のために、今できることを全うされた時間

ご火葬当日、ご家族にはお気持ちを込めて二つのものをご用意いただきました。
一つはお花束。お花がお好きだったというお母様に、ご家族がご用意いただいたのは大きなユリの花束。
そしてもう一つは、大好きだったお寿司。
入院中は食べたくても食べさせてあげられないものでした。
食べたいものも食べさせてあげられない、、、。会いたくても会えない。
そんな思いの中ようやくお母様のために今できることを全うされたお時間でした。

内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。

この事例の担当エンディングプランナー

藤原 可譜

ご家族にお話を伺ったとき、後ろ向きなお気持ちに包まれておられました。
今できることをやってお見送りできたという前向きな気持ちをお持ちいただけたらという想いでお手伝いさせていただきました。
当日しっかりとご自身方で贈り物をご用意いただいたときには、心から「良かった」と思いました。
そのすべてが払拭されたわけではないと思いますが、大切なお母様との最期の時間が辛いばかりの思い出ではなく、一つ温かなものを残せたのではないかと思います。

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