Funeral Episode

貴女のために ご葬儀事例

  • ご葬儀の形式
    一般葬
  • 参列者数
    ご親族:15名 ご会葬者:50名
  • 斎場
  • 式の費用
    200万円以上〜
  • 宗教
    仏教
  • オプション
    • 花祭壇

88歳で旅立たれた故人様。
ご長女様の障害をきっかけに、障害のある方たちの居場所をつくるために人生の大半を費やし、ご自身のことを顧みることはなかったそうです。
だからこそご家族は、一人でも多くの皆様が故人様へ「お疲れ様」の気持ちを伝えることのできる、ゆっくりとしたお別れの時間をご希望になりました。

障害者雇用に奮闘した生涯

故人様は障害のある人たちに働く場をつくるための社会福祉活動に長年取り組んでこられました。
そのきっかけはご長女様が幼少期に罹患した後遺症で障害を持たれたこと。
昭和後期、当時は家族に障害者のいることを恥ずかしく思い、人前に出さないという風潮がまだまだ色濃く残っていた時代でした。
こうした状況下にあっても故人様は自ら役所や福祉団体にかけあい、障害のある人が働ける作業所づくりや、自宅で簡単にできる仕事をいろいろな会社から斡旋してもらうことで、多くの障害者が働く機会を得るために力を尽くされました。

助けてと言えない人たちのために

故人様の活動は地域から市へ、市から県へ、やがて全国に広がっていったそうです。 ご主人様のお仕事が忙しいなかで、子育てと家庭の両立に苦労しながらも、“助けてと言えない人たち”を支える活動に邁進。
自らの活動と人生をまとめた本を出版したり、衆議院厚生労働委員会の参考人としても招聘されました。 それでも故人様は決して慢心することなく、裏表のないサバサバしたお人柄で誰からも愛されていたそうです。

黄色いバラと人々に囲まれて

昨年の1月にご主人様のお別れをお手伝いさせていたご縁で、喪主を務められるご長男様から再び弊社にご依頼をいただきました。 「好奇心旺盛で、人が好きで、何事もテキパキとこなす男勝り。おかしなことには黙っておれない正義感で、時には役所相手にも食ってかかる母でした」とご長男様は笑顔でおっしゃいました。 派手なものはお好みにならなかったという故人様。ご自身も育てていた大好きな黄色いバラをアレンジした花祭壇でお見送りいたしました。

内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。

この事例の担当エンディングプランナー

川﨑 海斗

お式には故人様のお人柄を偲んで、お通夜にも告別式にも多く会葬者様がお見えになり、喪主様も驚かれたご様子でした。
一般の会葬者様の中には故人様への想いが強い方も多く、積極的に面会されておりました。
喪主様は常に明るく振る舞い、ご挨拶や思い出話などをしてお過ごしになりました。

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