Funeral Episode

私たちの歩み ~12年分の手土産~ ご葬儀事例

故人様は88歳のおばあ様。担当のエンディングプランナーが新米だった12年前に、ご主人様のお別れをお手伝いさせていただいたご縁で、この度はご指名でご依頼をいただきました。
おじい様のご葬儀のときは学生だったお孫様たちは、それぞれご結婚されて曾孫様も総勢6名に。おばあ様をお孫様たちのキズナでお見送りするご葬儀です。

私たちの歩み

ご葬儀の形式は、ご主人様のときと同じ無宗教・焼香スタイル。
お通夜にあたる1日目は年配の方々への配慮も含め、密を避けたフリースタイルの面会式といたしました。
式場の正面を飾った、『ありがとう、また逢う日まで』と題されたメモリアルスクリーンは、故人様とご主人様の歩んだ日々が映画の思い出のシーンのように並びます。そのメモリアルスクリーンを強調するように野草や自然をイメージしたお花で彩りました。
これら全てをデザインされたのは、アートディレクターをなさっている一番年下のお孫様です。

途切れることのないキズナ

デザイナーをされているお孫様は、12年前のおじい様のご葬儀のとき、初めて弊社のメモリアルスクリーンをご覧になられたのがきっかけでデザインに興味をもたれ、デザイン学科からプロの道へ進まれました。
親族代表の挨拶は、おじい様のご葬儀で司会をされて、いまは二児のパパになられた最年長のお孫様です。
二番目と三番目のお孫様もおじい様のご葬儀と同様、おばあ様にお手向けになる手作りの色紙を準備し、曾孫様のメッセージも入れて式場にお持ちいただきました。

ありがとう、また逢う日まで

ご葬儀に際して、故人様の足跡とご家族の思い出を映像化する「Life Gallery(ライフギャラリー)」を上映させていただきました。
サプライズとして、おばあ様の人生に欠くことのできない最愛の伴侶である、おじい様の姿を12年前の映像素材から再編集して織り込ませていただきました。
ご家族の皆様には、映像の中でおばあ様がおじい様と再会できたことを大変お喜びいただけました。
未来永劫途切れることのない確かなキズナでむすばれたご家族の、優しく温かな想いがあふれるご葬儀でした。

内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。

この事例の担当エンディングプランナー

植竹 祐公

12年前、故人様の旦那様のお見送りをお手伝いさせていただきました。
当時、私はまだ4年目の駆け出しの頃で、先輩社員の下で懸命にお手伝いをしておりましたが、喪主様を務められた奥様に大変ご満足いただいたことを記憶しております。
この度、その奥様のご葬儀のお手伝いをご依頼いただいたことへの責任と共に、12年のお土産を持っていっていただきたいという使命感がございました。
ご葬儀の後、「現場は久しぶりだったのですが、至らぬ点はございましたでしょうか」とお伺いすると、喪主様、お孫様方から「まったく問題ありませんでした。顔を見るだけで安心します。本当にありがとうございました」という、もったいなくも有難いお言葉をいただきました。

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