Funeral Episode

思い出よ『涙そうそう』 ご葬儀事例

  • ご葬儀の形式
    一日葬
  • 参列者数
    ご親族:30名 ご会葬者:30名
  • 斎場
  • 式の費用
    200万円以上〜
  • 宗教
    仏教
  • オプション
    • 花祭壇
    • メモリアルスクリーン祭壇
    • 思い出コーナー

ほんの1ヵ月前までお元気に過ごされていた故人様。
ご本人もご家族も予期せぬご逝去でした。
経営者として人生を謳歌された故人様は、野球、麻雀、スキー、ゴルフ、旅行など若かりし頃から好奇心旺盛で行動力のある方でした。

思い出のイルミネーション

東京の下町で4人兄弟の長男としてお生まれになった故人様。
戦後、東京工業大学附属高校を卒業後は大手化学工業会社に就職されました。
その後、お父様の経営する水道施工会社を受け継がれました。
当時、高度経済成長の日本は空前の住宅建築ブーム。故人様の会社も職人さんたちを何人も雇って大忙しだったそうです。
そんなお忙しい最中にあっても、子煩悩な故人様はクリスマスの時期になると必ずご自身で設計・装飾したイルミネーションでご自宅の外観を飾り付けました。
まだクリスマスイルミネーションが珍しかった時代、ご近所で大評判になりテレビ局も取材に訪れたそうです。

十分楽しんだ人生

仕事は真面目に、経営は堅実がモットーの故人様ですがご趣味は多彩でした。
中学高校は野球に打ち込み、長じてからはスキーとゴルフに熱中。
スキーはスイスやカナダにまで遠征されたそうです。
ゴルフも全盛期は日曜日のたびにコースに出られて、毎年7月には同級生や同業者と連れ立って北海道ゴルフツアーに参加されました。
ご旅行も大好きで、温泉や北海道への家族旅行をはじめ、沖縄本島や石垣島にも足を運んで、お友達からいただいたお気に入りの泡盛で晩酌するのが日課だったそうです。
そんな故人様をご家族は、「十分楽しんだ人生。やり尽くして晩年はテレビとお友達になりました」と笑いながらおっしゃいました。

孫たちから『とうちゃん』へ

晩年まで愛煙家だった故人様が大切にしていたのは使い込まれたZippo、そして何よりお孫様の成長を楽しみされていました。
お孫様にご自分のことを『とうちゃん』と呼ばせていたそうで、ご自宅にいらしたお孫様が帰るときは決まって「明日も気をつけるんだよ」が口癖でした。
お式の祭壇を飾るメモリアルスクリーンは、故人様がご家族と最後に訪れた沖縄の海。
思い出コーナーはご愛飲のピースと喫煙具、ゴルフクラブ、金時計などが並びます。
献酒ではお気に入りの泡盛を『涙そうそう』の音楽と共にお手向けし、お孫様お二人から「とうちゃん(お祖父ちゃん)」へお別れの言葉が贈られました。

内容とお写真は、ご家族・会社様のご了承を得て掲載させていただいております。

この事例の担当エンディングプランナー

平川 雅彦

2人のお孫様を愛されていた故人様。
そのお孫様たちは思い出パネルの若かりし頃の故人様のお写真をご覧になると「えーっ、これカッコイイ! 本人!?』などとワイワイとお話しされ喜ばれていました。
ご親族様ご友人様もお越しになり、思い出コーナーを見たり、ご家族様とお話しされたりしながら皆様とても賑やかにお過ごしになられました。
喪主様からは「昔ながらのたくさんのお花を飾るお葬儀もよいが、故人のことをより振り返ることができるような思い出コーナーやメモリアルスクリーンで、たくさんの思い出話をしながら送るお葬式もよいと感じることができました。
新しい葬儀を経験できたという意味でも、むすびすにお願いしてよかったと思います」とお言葉をいただきました。

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